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尾崎豊のドラマをみて [テレビ]

昨日、尾崎豊のドラマをみた。
私が、高校生の頃白黒テレビで彼のライブをみた。

17歳の地図、ドライビングオールナイト、大好きだった。

ステージの上では彼は、観衆に
「自由になりたくないか」
と語りかける。

なりふり構わず、大声で歌い、力いっぱい歌う姿に共感した。

しかし、彼は自由では無かった、自由ではないから自由にあこがれるんだろう。
彼は、弱かった自分に押しつぶされそうになった。

それは、多くの若者が持つ心に秘めた感情だった。

口に出せない思いを尾崎は代弁してくれていたのかもしれない。

彼は若かった。

でも、若い等身大の気持ちを歌にした。
普通に生きるわれわれが口に出せないような、裸の声を歌にした。

人の力は大きい、それに立ち向かおうとしたとき、現実と理想の狭間で押しつぶされるのだ。

多くの人は、理想を夢とあきらめ、押しつぶされないように心奥底にその思いを閉じ込める。

そういうものだと。

尾崎も、例外ではなかった、大人になり、大人のように振舞おうとした。

しかし、大人になれなかった

彼は、死んだ。
26歳という若さで。

でも、ありがとう尾崎豊

君を忘れない。
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